2019-01-31 ほぼ日英語 vol.10 | イギリス人も間違って使ってしまうイライラするスラング(俗語)literally イギリス英語 留学 イギリス人の若い子たちの話を聞いていると、「She is literally tall!」など、なんにでもliterally(リテラリー)を付けて話をしていることが本当によくあります。 しかも人によってはliterallyがものすごく短縮されてよく聞き取れないことも。 実ははじめは私もこの言葉、良く聞き取れずに何度も研究してみたところ、ようやくliterallyと言っていることに気づきました。それまでは「リッチリー」と聞こえていました(笑→あとでわかったのですが、アメリカ英語ではリテラリーと発音しますが、イギリス英語ではリチュラチーと発音するんです!!なので短縮されてリッチリーと聞こえていてもおかしくなった!) このliterallyの辞書的な意味としては、代表的なものには「文字通りに」という意味があるのですが、このよく聞く会話の中では明らかに「very(ベリー)」(とても)の代わりに使われています。 ただ、正しくはveryの代わりには使えずに、「実際に」といった意味あいで、副詞として使うのが正しいです。 ただ、文法的に間違っているとはいえ、イギリス社会の中では明らかに市民権を得ていてる使われ方だと思います。最近はテレビや雑誌の記事などでもliterallyの使われ方がおかしいと話題になることもあるぐらいです。 実際にきちんとしたネイティブの方に使い方をお聞きしたところ、「まぁ最近の若い、ちゃんと英語の文法を学んでいないイギリス人はなんにでもliterallyをつけたがるけど、ちょっとイライラするんだよね」と言っていました。 でもテレビなどでも普通に使われてしまっているという現実・・・(笑)まぁ、日本でいう「まじで!」みたいな若者言葉だと思えばしっくりくると思います。それでは今日のフレーズにいってみましょう! 【スポンサーリンク】 本日のフレーズは、「そのニュースを聞いて本当に喜びました!」 本日のフレーズは「そのニュースを聞いて本当に喜びました!」です。 【フレーズ】 I was literally over the moon at the news! アイワズリチュラリーオーバーザムーンアットザニューズ 【意味】 私はそのニュースを聞いてまさに天に昇るほど嬉しかった!(文字通り飛び上がって喜んだ) 【ポイント】 例えば、I was literally tiredというような言い方はできません。 なぜなら「literally」は大袈裟な表現か比喩の表現しか修飾することができないからです。 例えば、 I am really tired. という使い方はしますが、I am literally tired. という使い方はできません(正しくは)。 疲れたというのはあまり大袈裟な表現ではありません。なので「literally」を使って修飾すると正しい英文法を知っているネイティブは少し嫌な顔をすることがあるので注意しましょうね。 【スポンサーリンク】 【解説・余談】 もう一つの使い方として、「ただ単に」という使い方もします。日本語で「普通に~した」と若者が使うのと似た用法です。Then you literally cut the sausage down the middle.(それから、ただ単にソーセージを真ん中で切ります。)といった使い方です。 まとめ ✅literally(リテラリー)はイギリス英語では「リチュラリー」と聞こえます。 ✅若者は何にではliterallyを会話中につけたがることがあります。この場合は特にveryの代わりに使われることがありますが、文法的には正しくはありません。 ✅主に大げさな表現に使うと理解しておけば間違いはありません。 ✅「ただ単に」「普通に」といった使い方もします。 いかがでしたか?literallyはとってもよく使われるイギリスの若者の言葉です。簡単で便利ですが、口癖になってしまうので、しっかり正しく使えるようになっていただけると嬉しいです!それでは! 【スポンサーリンク】 にほんブログ村 ロンドンランキング お土産 お得情報 買い物 旅行 グルメ 観光 スーパー 留学 ほぼ日英語 海外の反応 トレンド コラム 文化 飛行機