2018-10-08 在住者が教えるロンドン・地下鉄の乗り方、使い方 | 初めてでも簡単、便利、コスパ良し ロンドンの地下鉄はTube(チューブ)と呼ぶこと! Subway(サブウェイ)はイギリス英語では地下道なので注意! ロンドンは世界一古い地下鉄で有名ですが、これを使いこなせばロンドン滞在期間中は便利で安心して移動することができますので、基本的な購入方法から便利な使い方、帰国時の払戻しまで解説します。ちなみにロンドンでは地下鉄のことはチューブTubeと呼びます。サブウェイはアメリカ英語での地下鉄でイギリスでは文字通り地下道のことを指しますので注意しましょう。 【スポンサーリンク】 絶対に必要なのはオイスターカード(Oyster card) ロンドンで地下鉄に乗るには切符でも乗れることは乗れるのですが、色々な不便、不利益があるので、オイスターカードを購入するが自然な流れです。購入しないという選択肢はないと思ってください。 そもそもオイスターカードとはクレジットカードサイズのカードでロンドン交通において電子払いが可能になっているものです。日本のPASMOやSuicaと同様にカードに事前にお金をチャージ(イギリスではトップアップtop upと言います)すれば、チケットを電車のチケットを毎回購入することなく、ロンドン市内のほぼすべての公共交通機関(タクシーはNG)を利用することができます。 オイスターカードを購入するには ほとんどの駅で通常のオイスターカードは購入することができます。 5ポンドのデポジットが必要で、これは最後に返却する際に返金されますのでご安心を。最後の最後、地下鉄でヒースロー空港まで戻ってきて、そこの駅で残金とカードのデポジットを払い戻ししてもらうというのが、王道コースです。もし、地下鉄以外の手段でヒースローに戻る場合は、ヒースローの地下鉄駅まで行くか、最後の交通機関の乗る前に、最寄の駅で精算してもらっておくほうがいいでしょう。大体どこの駅でも精算してもらえますよ。 【スポンサーリンク】 購入の際の英語は、オイスタープリーズ!でも通じます。 が、Can I have Oyster please? もしくはExcuse me, I would like to buy an Oyster.と言いたいですね。 ヒースロー空港についてからの移動手段としての地下鉄 ヒースロー空港にはタクシー、バス、ヒースローエクスプレスといくつかの移動手段があるが、地下鉄も選択肢の1つ。 後述しますが、ロンドンのいくつかの路線の中で西から東に横断するピカデリーPiccadilly ラインという濃い青の路線があり、これがヒースロー空港からロンドン市内に通じています。本数も多いのでこれが一番コスパよくロンドン市内と空港間を結ぶ交通機関となります。実際にピカデリーラインに乗るとスーツケースを抱えた旅行者がたくさん乗っています。 大体通常は市内まで1時間かかりません。待ち時間も10分以内です。 ヒースロー空港には3つの地下鉄の駅がある ヒースロー空港には3つの地下鉄の駅があり、ターミナル2、3に1つずつ、そしてターミナル4&5に1つです。ターミナル2と3は歩いても数分です。 前述のとおり、まず、ヒースローの駅で日本のPASMOに相当するオイスターカードを買います。ただこれ、日本のPASMO以上に必須です。 バスに乗るのには今はオイスターカードが必須で現金では乗れません。地下鉄も紙切符は倍以上の値段が請求されます。要はオイスターカードがない人は実質的にバスも地下鉄も乗れないに等しいのです。 さらに11歳以下の子供は、オイスターカードを持った大人と同伴する限り、ロンドン交通局の公共交通機関(バス、地下鉄)を無料で利用することができるのです! オイスターにはいくつかの種類があるので用途に合わせて使い分けよう 【スポンサーリンク】 オイスターカードにはいくつかの種類があるので、滞在期間と目的によって使い分けるのがベストです。特にトラベルチケットといういわば日本の定期券のようなものがあり、1週間以上ロンドンに滞在し、それなりに地下鉄やバスを使う予定があれば、圧倒的にお得な仕組みになっています。 一定期間ロンドンに滞在し、それなりに地下鉄やバスの利用を考えている方はトラベルチケットがお得です。 これを使い分けるには、いくつかの知識があったほうがよいので、詳細は後述します。 ゾーンについて知っておこう オイスターカードを使って地下鉄に乗る場合に知っておきたい料金の考え方の基本になるのはゾーン(エリアだと思ってください)です。 これはシンプルで市の中心部はゾーン1、そこから離れるにつれ、ゾーン2,3,4.... と数字が大きくなります。ヒースローはゾーン6です。 なぜこれが大事かと言うと、前段のとおり、地下鉄の料金はこのゾーン移動数で主に決まるからです。自分は今どこのゾーンにいるのか、もしくはどこのゾーンからどこのゾーンに移動するのかということを知っていれば大体の料金も分かります。逆に、1つの駅で料金が大きく変わってくるということがあるのです。ですから、一駅あるいてから地下鉄に乗る、といったことも若者はやってしまうのです。 基本的な料金の目安を知っておこう 高い高いと言われるロンドンの地下鉄ですが、最近はポンド安の影響もあり、だいぶ円ベースでは手ごろになってきたように感じます。 2018年10月現在、ヒースロー空港から市内中心部のゾーン1までは片道6ポンド、約900円です。そんなに高くないですよね。 時間帯によっても料金が変わる 実は日本と違ってロンドンの地下鉄の通常料金は、ラッシュの時間帯(ピーク)とそうでない時間帯(オフピーク)、つまりピークとオフピークで時間が違ってくるのです。このことは頭の片隅に入れておいたほうがいいと思います。ピークは月曜日~金曜日の朝6:30から 9:30、夕方の4:00から7:00と覚えておきましょう。ただし後述するトラベルカードにはピークの概念は適用されませんのでご安心を。 オイスターカードの使い分け オイスターカードには3つのトラベルカードがあります。1週間定期と1か月定期、そして1年定期です。具体的には以下のとおりです。 7days travelcard(セブンデイズトラベルカード)買った日から一週間 時間に関係なく購入したゾーン内とバスが乗り放題。monthly(マンスリートラベルカード) 一ヶ月間 時間に関係なく購入したゾーン内とバスが乗り放題。annual(アニュアルトラベルカード) 1年間 時間に関係なく購入したゾーン内とバスが乗り放題。※ プライスキャップという仕組みにより、それ以上は料金をとられません。いわば、一日乗車券と同じです。 スタンダード・オイスターカードかビジター・オイスターカードか 実はオイスターカードには2種類あります。一つはスタンダード、もう一つはビジターです。ビジター用のほうがデザインが芸術的です。 【スポンサーリンク】 基本的にこの2つの性能は同じです。 買うところによってはビジター用にはなんらかの割引特典がついていることもあるそうですが、その分ちょっと割高だったりします。日本でも買えるんですけどね。このブログでは特に案内はしません(笑) それからそもそもの発行費用が違います。スタンダードは前述のとおり5ポンドのデポジットでリファンドあり。でもビジター用はリファンドはありません。だから記念に持って帰るしかないです。もちろん再度訪英する際はまた使えるのですが。日本では使えません(笑) また、ビジター用は何かと不便なこともあるので、私はおすすめしていません。 まず、トラベルチケットに対応していないこと。すなわち前述の1週間乗り放題チケットには対応していません。学生割引も対象外。 1週間のトラベルカードにした場合のコストメリットは13.5ポンド 例えばゾーン1&2のトラベルカードを買うと(トラベルカードを買う場合は、どこからどこのゾーンに対応するものかを設定する必要があります。ゾーンが離れていると、その分値段も高くなります)、2018年9月時点で34.1ポンドの料金がかかります。一日あたりのゾーン1&2には上限運賃というものが適用されるので、この場合はトラベルチケットでなくても6.8ポンド以上はかかりません。しかし、毎日上限6.8ポンド乗ったとすると、1週間で47.6ポンド。つまりトラベルカードにすることで13.5ポンドを得することになるのです。 1日乗車券(ワンデートラベルカード)は、どの時間でもOKなものはゾーン1&6で18.1ポンド、オフピークで12.7ポンドとなっています。使った分だけ支払うという意味のペイアズユーゴー(pay-as-you-go)の料金は月~金のピーク時間混みで5.1ポンド、その他の時間で3.1ポンドとなっています。 最近はじまったナイトチューブが便利 金曜日と土曜日は現在、ピカデリーラインにおいて24時間サービスを提供しています。ヒースロー空港のターミナル2、3、5ではほぼ10分おきの運行でかなり便利です。ただしナイトチューブはターミナル4ではサービスを行っていないので注意が必要です。(日本行の場合あまり影響ないと思いますが)。 オイスターカードケースはなんと無料でゲットできる これは完全にローカルの豆知識なのですが、オイスターのカード入れはなんと駅でタダでゲットできます。日本だと100円くらいする感じです。いくつでも持っていけるのですが、そこは紳士の国イギリス。たとえ浮浪者でも大量に持っていくことはしません。ましてや観光客の日本人の皆さん、絶対に自分の購入枚数以上は持っていくようにしないでくださいね。社会通念上の盗難になってしまいますから!(ちなみにだいたい、チケット販売機の上とかに超無造作に置いてありますよ) 【スポンサーリンク】 地図もなんと無料でゲットできる(お土産にも) これは完全にローカルの豆知識なのですが、地下鉄マップはなんと駅でタダでゲットできます。これも日本だと100円くらいする感じです。いくつでも持っていけるのですが、、、まぁオイスターカード入れよりは緩いですが、大量に持って帰るのはやめてくださいね~。ちなみにデザインは頻繁に変更になりますので、旅行の記念にその時のマップを1部だけもらって帰るぐらいが紳士淑女的で良い感じだと思いますよ! 結論 イギリスについたら駅か街中の小売店でオイスターを買い、1週間いるならワンウィークのトラベルカードにする。その際ゾーンの選定は慎重に。最後の払い戻しも忘れないように(面倒なら大切に保存しておいて次のロンドン旅行で使いましょう)。 ちなみに乗車するときは黄色のカードリーダーに1秒ほどしっかりタッチすると認識されます。地下鉄は乗るときも降りるときもどちらもリーダーへの読み込みが必要です。バスは定額料金のため、乗るときだけでOKです。トップアップが足りていないとキセル扱いになることが多いようですので、ペイアズユーゴーを選択される方はくれぐれもトップアップ不足がないように気を付けてくださいね。 それでは楽しいロンドンでの滞在を! 【スポンサーリンク】 【スポンサーリンク】 www.ukjapan.club www.ukjapan.club www.ukjapan.club 【スポンサーリンク】 にほんブログ村 ロンドンランキング