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ほぼ日英語 vol.11 | イギリス英語で大活躍の「shall(シャル)」の使い方!

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イギリスで英文をよく見ると shall がたくさん使われていたり、会話の中でもshallという単語がちょくちょく出てきます。

日本の中学生でも shall は習いますね。そうです、何かしませんか?と誘う時に使いますね。昔の映画で「Shall we dance?(シャルウィーダンス?)」というのが日本でも流行したので、shall のこのお誘いするときにつかう使い方は定着していると思います。

しかし、イギリスではこののお誘いする時以外にも shall がたくさん登場します。一番多いのが、普通に未来のことを語る場合です。日本では未来のことは will(ウィル)を使って表現するように習いますよね。でもクィーンイングリッシュの正しい文法としては、一人称の場合 will を使うのは正しくなく、shall(シャル)を使う必要があるのです!

アメリカ英語はシンプルでたいていの場合は will でカバーできます。楽チンですね、アメリカ英語は。これがアメリカ英語の良さではあるのですが・・・。

しかもイギリスでも若い人たちは結構な割合で will が使っています。私の子供もイギリスのローカルの学校に通っていますが、英文法をきちっと教えることは行われていません(この先、英語はアメリカ英語に巻かれていってしまうのかもしれませんね)。

ですので、会話の中でこの shall が出てくるのは、中年以上の方の割合が高いです。ただ、伝統的なイギリスの家庭でしっかりそだった人たちは敢えて shall を使ったりします。イギリス人であることが重んじられる場で、敢えてイギリス人であることに含みを持たせる場合とかですね(ちょっといやらしいんですが、こういうことはイギリスでは時々あります)。

話がそれてしましましたが、shall は法律や説明文などで従うべき事柄を淡々と述べる場合にもよく使われています。日本語に訳する場合は、単純に現在形か未来形に訳すると理解しやすいでしょう。


それでは今
日のフレーズにいってみましょう!

 

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本日のフレーズは、「彼女には言わないよ!」

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本日のフレーズは「彼女には言わないよ!」です。

 

【フレーズ】

I shan't (= shall not ) tell her!

アイシャントテルハー

 

【意味】

私は彼女に(その事を)伝えるつもりはない!(自分の意志の表れ)

 

【ポイント】

冒頭で説明したとおり、アメリカ英語であれば I won't tell her になりますが、古風なイギリス英語、例えば文学的表現だと shall not の短縮形である shan't シャントを使います。

 

例えば、
I shall go to USA next year. 
We shan’t play football tomorrow. 

といった使い方をするのがイギリス英語としては正しくなります。

 

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【解説・余談】

ちなみに、誘う際の Shall we~?は、イギリスであろうが、アメリカであろうが同じ使い方をしますので特に気にしていただく必要はありません。shall で有名な話としては、ハリーポッターの話があります。これは、イギリスでは「shan’t」が使われているのですが、アメリカの子供たちには理解できないので、アメリカで配給される場合はwon'tに代わっているのです。 

まとめ

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✅一人称(I、もしくはWe)で未来のことを話す場合は shall を使うのがイギリス流。shan't(シャント)は一度は使ってみたいオシャレな音の英語。

✅規則や法律用語の中で使われることが非常に多い。

✅困ったり、分からなくなったりした場合はWill(ウィル)を使っておけばなんとかなります(笑)

 

いかがでしたか?ハリーポッター内ではいくつもShan'tが出てきますので、ぜひ意識して聞いてみてくださいね!

イギリス英語

Dudley had learnt a new word (‘Shan’t!’)

アメリカ英語
Dudley had learned a new word (“Won’t!”)

それでは!

 

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