まずは最近のダイソンの動きについて少しだけ。
皆さんご存知、イギリスの超有名掃除機メーカー、ダイソンは1月22日、本社をシンガポールへ移すことを発表しております!
本社機能は引き続きイングランドに残すようですが、CFOはシンガポールに移るようで、イギリス国内でのリストラも今のところ行われない様子です。
シンガポールは税率も低いのでグローバル企業や富裕層にとっても最高でしょうね。アジアの高い成長率の中でダイソンの存在感を高めていくには、本社をシンガポールにおくメリットは大きいという判断なのでしょう。
ダイソンと言えばすでに掃除機のレベルを超え、日本でも有名な羽根のない扇風機、暖房などもありますね。
しかも最近では、電気自動車を作っていくことも明言しています。そもそもダイソンの製品は今でも大体がアジアで製造されているので、イギリス国内の雇用にはたいした影響がないのだと考えられます。
ダイソンはイギリスは引き続き重要な拠点であり、投資を継続することを強調していますが、ブレクジットで混乱しているイギリスの政治状況を踏まえると、かなりインパクトのあるニュースでした。
いずれにせよ、現在のイギリス内での掃除機の人気は圧倒的にダイソンです(実際の売れ行きもダイソンが人気です)。
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ダイソンが圧倒的な攻勢をかけているイギリスの掃除機ですが、イギリスでは掃除機は「hoover(フーバー)」とよぶのが一般的。
正しい英語ではVacuum(バキューム)と言いますが、掃除機をかけることまで「hoover」と言います(笑)
これはアメリカ・オハイオ州に本社のあるHooverの製品がイギリス国内で圧倒的シェアを占めていた時代の名残でして、その名前が今も使われているというもの。
イギリスに住んでいると、今でもHooverの掃除機を目にする機会もありますよ♪
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一方で、イギリスの掃除機を語るにはヘンリー君が欠かせません。
Numatic社が開発したこちらの掃除機はなんと言っても可愛らしい。
そして軽くて耐久性があるというのが人気の秘密。
今でもプロフェッショナルな掃除屋が使い続けていたりします。
人の顔をしているので、愛着も出てくるんでしょうね(笑)
デビューは1981年。本当にロングセラーだったようです。
今でも根強い人気がありますが、やはりダイソンなどの新機能を搭載した掃除機にかなり押されています。
ちなみにヘンリー君は、イギリスでは上述のHooverとあわせてHenry Hoover(ヘンリーフーバー)と言われてることが多いです(もう無茶苦茶ですが、本当です)。
いかがでしたか?なんとも奥深いイギリスの掃除機ワールド。
ちなみにイギリス人はヘンリーのことはあくまでも「ヘンリー」と呼び「ミスター・ヘンリー」などとは呼びません。
ヘンリーはヘンリーなんですが、イギリス在住日本人はその可愛いフェイスから「ヘンリー君」と呼ばれる方も多数いらっしゃる印象です。
みなさんもイギリスでヘンリーに出会うことがあれば、「ヘンリー君」と呼んであげてくださいね~。
それでは!
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