2018-08-09 海外の反応 東京医科大学の不正 裏口 女性 差別 東京医科大学の不正、女性差別 イギリス、ロンドンで今、話題の日本のニュースをお伝えします。 特に女性差別がBBCでも大きく取り上げられています。正直日本は今、こういった世界が敏感な社会問題でかなり遅れをとっています。非常に残念な話です。これからオリンピックなどに向けて日本のネガティブなイメージを拡散しまくる形となってしまいました。 東京医科大学で不正や差別に加担された方々は国際面での影響もちゃんと認識してもらいたいものです。 女性を平気で差別する国から来た人だと思われてしまいます。。 BBCのポイント それでは今回のニュース、イギリスではどのような形で報道されているのかポイントを見ていきましょう。 www.bbc.com 見出しは、東京医科大学が、女性の試験結果を改ざんしていた!です。 ●読売新聞は東京医大が2011年から女性の合格者が3割を切るように操作していたと報道している。 ●皮肉にも安倍首相の女性活躍推進への約束に反する形になってしまった。 そして以下の3点がフォーカスされ、別サイトで記事が組まれています。 ①安倍首相のウーマノミクスは日本で本当に機能しているのか? www.bbc.co.uk 記事内容は簡単にいうと、安倍首相のウーマノミクスはほんまでっか?というもの。 なんだか質より量にしかふれてないよねこの政策、といった論調になっています。残念ながら否定的な内容。 ②自民党は独身女性は社会にとって重荷だと言っている www.bbc.co.uk 自民党の加藤氏の「女性は一生のうちに3人は子供を産むべきだ」発言と、そこからの騒ぎについて言及。やはり日本のが社会的に遅れていることを暗に示唆しています。 ③日本のジェンダーギャップの克服状況 www.bbc.co.uk 日本で女性がキャリアアップしていくのがいかに大変かが語られています。 動画で分かりやすい英語のやりとりなので、いい英語の勉強にもなりますよ。 本文のポイント解説に戻ります。 さらに女性はあまり社会に出てから実務として医療業務にあまり従事しないため、女性合格者を減らすということが、暗黙の了解として役人にも認識されていたと。 さらに多くの女性卒業生は子育てのために医療に従事するのをあきらめていると。 イギリスでは子育てしながら働くのが最近は普通なので、この内容は日本が社会的に先進国からかなりビハインドであることを示唆しています! 不正が始まる前の2010年には女性の合格率は40%だったとのこと。 そして結局、今年は141人の男性に対して、30人しか女性は合格していない。 この話題は国家的な反響が大きい。 なぜなら近年、安倍首相のもとで、女性の活躍が国家的な主要課題になっているからだ。 日本では歴史的に女性の社会参加率が低く、管理職のたった12.4パーセントしかいないとの調査結果がある。 ヤフーのWEB掲示板には大学に対する怒りと驚きの書き込みが多数なされている。 約3万いいねを得ているあるコメントは「もはやこの問題は時代遅れの心構えといった問題をはるかに超えている」といったものだ。 他にも、この大学への助成金は打ち切られるべきだといったコメントもある。 東京医科大学は既に調査を受けている最中である。。 果たしてこのニュース、どこで収束するのか。。 日本の恥ずかしいニュース。日本人ももっと意識して改善したほうがいいですね。